BUT GUY & BAYBEY GIRL  1





「サークラちゃんッッ・・・しよ!」

今日は演習場の一角で体術の修行をしていた。
同レベルの二人・・・サスケとナルトを組ませると必然的にサクラの相手はカカシになる。
底なしのスタミナを誇るナルトや上手く力を配分して戦うサスケを尻目に早々とダウンしたサクラは木陰で休んでいた。
そんなサクラの目の前に青銀の影が落ちてくる。

「ね、しようv」
「・・・わかったわよ。」

まだダルイ身体を木に預けたままズルズルと立ち上がり、太腿のホルダーからクナイを一本引き出した。
「違う違う。体術じゃなくて、アレ。」
そう言うとカカシは遠慮もなくなだらかな胸のふくらみに指を這わす。
「なにすんのよッッ、こんなトコで!!二人に見られたら・・・。」
「大丈夫だって。ホラ、あいつ等ムキになってるからなぁー。」
カカシはチラリと背後のナルトとサスケを振り向いたが、すぐさまサクラに視線を戻した。
確かにあの二人がこちらを気にしている気配など一ミリもない。
「だからって!」
サクラの言葉などお構いナシにたくし上げられた忍服の裾からスパッツへ・・・腿から擦り上げた手が足の付け根へと移動する。

「や・・ぁ・・・。」
瞳をキツク閉じ、形の良い眉を顰めるサクラはそれだけで・・・扇情的でソソル。
「いや?」
そう聞きながらも蠢く指は的確にサクラのポイントを刺激し続けている。
「んっ・・んぁ・・・・」
木を背に押さえつけられ、逃げる場所など何処にもない。
サクラは力の入らなくなった身体を支えるべくカカシの力強い腕へとしがみ付いた。
「かわいいねぇ、サクラは。」
カカシはくくく、と喉の奥で笑いながら汗で張り付いた薄紅の髪の毛を払い、そのまま首筋へと顔を埋める。
ちゅっと音立てて吸われた象牙色の肌にはすぐに赤い痣が浮かび上がった・・・。

すでにスパッツは足首まで落とされ、薄い下着の脇から長い指がサクラの中へと進入している。
執拗に出し入れを繰り返されるそこからは粘質な水音が鳴り止まない。
「あんっ」
カカシが空いた手で大きくなった胸の尖りを軽く摘んだだけでサクラはビクビクと身体を振るわせた。
「キモチイイ?」
嘲笑とも取れる台詞にサクラが頬を染めて唇を咬む。
どこか屈辱的な気持ちを拭いきれず・・・それでも熱を帯びた身体を持て余してサクラはカカシを強請った。

「お・・ねが・い、もぅ・・・」
「まだ駄目。」

いつものことだが『おねだり』はすんなりと受け入れられず、簡単にはイカしてはもらえない。
しがみ付いていた腕から顔を上げると、ニヤニヤと笑うカカシと目が合った。

   どうしてそんなに意地悪なのよ?!
   私なんかをからかって何が楽しいの?

大人のアソビを教えられた身体はカカシの指ひとつで翻弄される。
軽く曲げられた長い指が頃合良くサクラの中の側壁にこすり付けるよう動いた。
「やぁ・・ッ」
かろうじて地面に着いていたつま先はもう限界だった。
膝がガクガクと震え、サクラは崩れ落ちるように全体重をカカシに預ける。

   私は先生のことが好き。
   だから許しているこういう行為も・・・先生にしてみればただの暇つぶしなんだわ。

   私は・・・先生のオモチャ。

「こらこら。」
サクラの身体を支えるべく、カカシの腕がサクラの折れそうなほどに細い腰へと回される。
引き起こすように仰向けにされ、向き合った顔にお互いの息が触れた。
「顔が見えないとつまらない。」
自分勝手な言い分をサラリと口にする上司に一矢報いるため開いたサクラの唇は・・・声を発する前に塞がれる。
カカシは易々と口腔内に進入すると逃げる小さな舌を絡め捕った。
「んっ・・んぅ・・・」
同時に与えられる下半身からの刺激にサクラの目じりに溜まった雫がつぅっと頬を伝う。
・・・もう満足に息も吸えやしない。



「何してんだってばよぅ!」

不意に聞こえたナルトの声にサクラの身体は一度だけ大きく引きつり、強張った。
そんなサクラの様子を他所に、カカシは慌てることなく足首に引っかかったままのスパッツを素早く引き上げると、何事もなかったかのようにナルトに振り向く。
「あぁ・・・サクラ、熱があるみたいなんだ。医務室へ連れて行ってくる・・・。」
そう言って素早くサクラを横抱きに抱え上げると駆け寄ってくる二人を声だけで制した。
「大丈夫だよ。お前らはそのまま続けてろ。」
「でも・・」
「いいから。」
サクラの顔はカカシの胸へと押し付けられており、表情まではわからない。
しかし、かろうじて見える頬と耳は朱に染まっていて、サスケはただなんとなく・・・胸騒ぎを覚えてカカシを睨んだ。

「何だよ?」
「別に・・・」

短い会話の後、先についっと顔を背けたサスケを見届けてからカカシは二人に背を向けてゆっくりと歩き出した。




「サークラ?サスケは気がついたかも知れないねぇ?」

弾かれる様に顔を上げたサクラの頬に残る涙の痕に舌を這わせると、カカシはくすりと笑った。
カカシのジャケットを握り締め、イヤイヤと首を振るサクラに再び口付ける。
「続き、したいんだろう?まだイケてないもんなぁ?」
低い声が耳元で囁き、ゾクリとした快感がサクラの身体を駆け巡る。
カカシの言葉の意味を一番理解しているのは、自分の身体。
途中で放り出されたソコはカカシを待ちわびて蜜を滴らせていた。
下着はもとより、スパッツさえも汚しているのを・・・きっとカカシも知っている。

「お前はオレのものだよ。」
可愛がってやってるだろ?とサクラを見下ろす右目が雄弁に物語っていた。






   どうしてこんな男を好きになったのだろう?
   いつの間に好きになってしまったのだろう?

   こんなに・・・こんなに、たちの悪いオトコを。












チョチョイと数時間で書いた・・・(オイオイ)
スランプというわけじゃないけどなんとなくUPが滞ってたので頑張ったよ。
この後、何気にサスケを絡めたい(希望・笑)
とりあえず続く・・・と思う(爆)


2003.02.09
まゆ